出ました満月第13回向上句会結果毒舌感想

暇なわけでもないけど、これを書くのに十時間もかけた私はあきれた道楽者だ。あ、ほんとに暇なのか。。では行きます。皆々様、お覚悟!

今回はコメントが楽しめた。復活チノボーコメントの斬った張ったは早朝の私を大笑いさせたので、きっと両親が起きてきたら寝不足の顔をしている。

今回は下から行きます。栄光の??逆選3つを取った膣句はついに「大逆選大会」の企画を提案させた。まったくこれほど臭う句もそうない。

半魚人。半魚人道と来ましたか、チノボーさん。しかし私の「半魚人の本意本情」ってのもなあ。。あずささん、これ逆選ねらい?

花のまま。作者には大変わるいんだけど、なんでチノボーさんがこの句にこんなに熱心にコメントつけたのかわからない。

尾崎。チノボーさんの「尾崎が好きなので尾崎を」はなかったけど、今回「猫が好きなので猫を」があった。ここは「ペットフォーラム」じゃなく、文芸の場です。

親子丼。「読む本」が「どっと親子丼化する」ほうが面白い、というチノボー評と同じ事を考えた。が書かなかった。どう見てもそんなにおもしろく持って行けそうじゃなかったから。

身ひとつ。読んですぐに「重たからう」の誤記と断定した。なぜならこういう時代劇の一場面的情景を切り取ろうとすることがそもそも、「ふと」という語を思いつかないことと直結する心情と思えたから。と断定してはいけないのだけど。

アイドルの。据え膳と仏の座のつきすぎまで書かなかったが、ここが一番気になった。据え膳という言葉を俳句に使うという難しいことをしようとしたことは・・・うーーーん、認めたいが失敗。

なあ目刺し。評が出たところでぜひ白井さんの感想を聞きたい。隆さんの「季語があり、五七五であり、これも俳句?」は季語と五七五さえあれば俳句と認めざるを得ないということですか?では季語も五七五もないものはどうやって俳句と認めるのですか?あるいは認めないのですか?

托鉢の僧。隆さん、またいちゃもんつけますがごめんなさい。バイクに乗った僧は現代の風俗なのですか?ウチは寺の家系ですが、「いやあこれも現代の・・・」ということで親戚がバイクを使って檀家参りに出るようになったのはもう20-30年前のことです。托鉢僧はもっとお金がなく、あるいはないふりをしたり修行ということで歩いていたのではありましょうが、現代という言葉とどこかかけ離れている気がします。僧はパソコンで檀家のデータベースを作り、お布施の案内を出す時代です。

山師。この句に関して付け加えるとすれば、定型派のチノボーさんがやぼと感じる字余りが、口語俳句人は好きらしい。ときどきぞくっとくる字余りがあるが、中七の部分であることが多い。あえてここを字余りにすることもあるくらいだ。特に中七の字余りにアレルギーを感じるらしいチノボーさんに対して、逆に私はきれいに七音に納まったものにぷつりと切れた字足らず感を感じてしまうことがある。

車椅子。というわけで紐についてご説明お願いします。この自由律はちょっとリズムが悪いだけで「字余り、破調、崩す」というよりはじめから自由な短詩の域で私は受け取りたい。

四月馬鹿。ここまで頭がからっぽの感じの馬鹿らしさは、報告と受け取るより間抜けな言葉遊びと感じてしまった。報告にもなっていないと思う。

風と風紋。チノボーさんが演歌と感じた部分を、満月は「実在感がなく思いばかりでうっとうしい」と書いている。なるほど、演歌ってそういうこと。やっぱり斗士さんかあ。

あの橋に。「一つ」「一人」に対するアレルギー満載。これが好きなのは別に俳句の人ばかりじゃないと思うけど。短歌にはもっとたくさん出てきていた気がする。つまり自意識の産物。一人と書かないと自分が一個の人間であることも、ましてそこを離れることも出来ないときがあるのは認める。がしかしすでにそういう時代は遠い昔に過ぎ去った。どうも慣習的お飾りで書いているものばかりなのでそういう反応を得るのでは。

ひとひらの。どうも反応がはかばかしくない(^^;既視感?うーん以前にもある句に既視感があると言われた。ということは、その評者があまりに頭に俳句乃至文学・文芸を詰め込みすぎたか(責任転嫁だ)、私自身が既視的であることをあっさり忘れてしまうのか。この句に関しては平凡すぎるメルヘンイメージがそういう印象を招いたのだとは思うが。

桃咲いて。「をんなの情念演歌的ルックルックこんにちは女ののど自慢」で団塊前後の女性に受ける??採ったふたりともその辺?(^^;言い訳をさせてもらうなら、肌(に限らず)つるつるの感じをもうずーーーいぶん味わっていないかさかさの部分に、つるつるの質感がつるりと入る状態がまさしく「泣き」を催したのだ。情念に酔ったのではなく、この「泣き」はイクオール笑い、咲い。匂い、光。じとっとしたところがなく、ぷるぷるしている。とは言ってもやっぱり「猫が好きだから猫の句を採りました」の近縁かもしれない。ううう。。。(ーー;)。。。

姉の豪腕。こんな姉やねん。

速達に。ふむ、「私の中に」を満月はいいと言い、チノボーさんは惜しいと言っている。わかります。実は「中に」はいいが「私の」はちょっと気になった。しかし、では何を、と思ったとき、「速達」「石楠花」ときてここに特別な何かを持ってくるわけにもいかない、と思ったのです。

空壕に。「う」についてどうぞ>チノボーさん。

船室の。チノボーさん、懇切な文法の講義面白かった。その中では「(あたしのものである)春夜を寝取られた」ってイメージが最高!実は「抱かれる」は苦し紛れにとってつけたのだ。その「抱かれる」を皆さんでいろいろに困っていただいてなんともはや。あずささんの言う通り表現違いなのですね。実は船室にいるように揺れつつまわりをちょっと離れて包まれ保護された(拉致された)ような感覚状態。春の夜という時間の中でまるでその「春夜」そのものに拉致されているかのような感触。それが遠く揺れるような感じの「船室」的からっぽ感かつうすものが詰まっているようなかすかな閉塞感とシンクロし・・・あああ、何言ってんだ、自分でも曖昧なまま出してしまった句なので言い訳はしません。と言い訳ばかり(^O^;。

半熟卵。自分で「半熟卵」の課題を抱え込んでしまった。できるのか。

上様と。「女王様」は私もちらと思ったので、なんで今回はこうチノボーさんとイメージが共通してしまうのかコワイ・・ここに又。白井健介さん、他の句もだけど、こういう句を採るって、自分自身がこういう感慨の中で生活してるってこと?そういうの70歳を過ぎてる人みたい。。別に採っちゃダメとかそういう感覚生活しちゃダメとか言わないけど、若いのに不思議で不思議で・・・・もしかして俳句って「老人」することって思ってません?これ、イヤミじゃなくて。

春会話。<ホラー映画見てきて銀の匙ひとつ 古谷恭一>川柳。この句について川柳同人誌MANO2号で倉本朝世は、誕生した赤ちゃんへのプレゼントである「メモリアルスプーン」なる読みを提示している。銀の匙もホラー映画と合わせるとこうなる。

春ショール。たしかに「裂く」とセックスピストルズもしくはパンクバンドは付きすぎてる。が、春ショールという本来着物の上に羽織る薄手の肩掛けの曖昧なごまかしっぽさがきらいで(そんなもの日常にはほとんど見ないし、まず身につけないだろう)ぶち破りたいものの代表的なものだったので、この機会に(^^;魔羅がショール(うすもの=羅)を切り裂いた。しかしここで「魔」が残らなかったのはやはりどこまでも「春ショール」の罪。家の女達がほとんど着物で過ごしていた時代から生きてるんだから、あたしゃ。って自慢にも何もなりゃしないけど。

鹿は碍子に。この句、あずささんが硝子と間違ってコメントしてるけど、ほんとに間違いではないの?あ、でも作者は山本さんか。じゃ、碍子だ(^^;。最近の「日本碍子」の人形が出てくるCMを思い出してしまうが。ところで、「システィーナ」は広辞苑四版に「システィナ礼拝堂」で載っています。怖れつつ。金子國義!わあああ!

佐保姫は。山本さん、佐保姫は季語ですから歳時記に載っています。「しと」・・・<前句/霞の衣すそはぬれけり 付句/佐保姫の春立ちながら尿(しと)をして  『新撰犬筑波集』>江戸時代の前句付けの有名な句。一般に<佐保姫の春立ちながら尿をして霞の衣すそはぬれけり>と口誦されている。純粋俳人(「純粋は異人」と変換したな>ATOK12)でない、短詩人の私はこういうところに引っかかってしまう。菜の花ねえ・・・。地黄は黄色い根を生薬として利用します。たしか染料にも。ところで皆さん広辞苑ね(^^)

桜満開。「企業の歯車」という一般的言い回しを思い出して、どうしても「加速」を日常的意味の側へ引っ張られる。ただし、「桜」をここまで日本的叙情から切り離したことはそれなりに評価する。

人形の。やっぱりチノボーさんね(^^)春おぼろ。「長野まゆみ」はわからないが、かわいいだけとも思えない。「の」を主格ととったチノボー解釈はより気持ち悪くていい。

如月の。満月評は、犬をうらぶれた人間の喩と取ったのではなく、犬にも不況が押し寄せているという直接的な印象。実は最近野猫の生んだ子が栄養不良でがりがりなのだ。帰るところのある犬はいいのかもしれない。犬が効いてないというまたたぶさんの意見もわかる。実は気になった。「帰る」で終わると川柳になりそうだが。あと、チノボーさん、悪いけどほんとにこっちの方がいい(^^;

鼻先に。厳しいことを言うようだけど、高点を取ったからといってこの句が優れていると勘違いしないで欲しい。ファンシーショップにあるイラストや写真ににことば付きのカードやグッズ並み。きゃっかわいいい〜〜♪☆って。これに耐えられない猫好きがこの中に八人いたというだけ。私も猫は大変好きだが、こういう愛玩一方の利用をされては猫がかわいそうな気さえする。ごめんね、かんこさん、暴言吐いて。

しゃぼん玉。しゅわっとに対する反応は思った通り。それはわかりながらもこれは肯定してしまう。またたぶさんのあのときの宣言?の産物でしたか。おみごと(^^)/

くちばしの。やっぱりこれが最高点か。山本さんの解釈がいい。あと、斗士さんの評が、花粉症の感じだけではなく、それを含んでもいいけどそのころの肉体感覚として捉えられているのなら好き。

全体の感想。

復活チノボー滅多斬りは楽しかったが、この感想はいただけない。しかし内容には大いに同意する。

またたぶさん「裾野を叩いても」。前二回裾野ばかりだったとは思いませんか。しかし頂上の欠如を言われると一言もない。(__;・・・

圓水さん、「俳味のしっかりした」ですか。うーーーむ。。何を持って俳味というか、それが現代という時代でどういう作用をして何が故に必要なのか???ちなみに俳言とは雅語に対する俗語あるいは新奇な語の使用、俳諧とは和歌の雅をひっくり返そうとする俗であり諧謔であることがそのアイデンティティーの第一だったはず。つまりこの世の正調をひっくり返すのが「俳」。こんな過激なものと「味」という言葉自体が結びつかない。「俳味」という語そのものが現代では「俳」そのものからはずれて使われているような気がするのは私だけだろうか。なお、初参加の名がちらほら見えた。ここはこんなところです。努、気を許してはなりませぬぞ。

と、いろいろ過激に書きましたが、文芸上のこと。遊びのこと。どうか過剰反応しないでくださいね。などとつまらないことを書こうと思ったのは、最近川柳人に接していてびっくりしたので。川柳界では作品に苦評を呈されると、自分自身にいちゃもんをつけられたと錯覚して本気でやばい状況になるらしく、それを避けるためにいいことしか言わないのだそうです。そこで批評も論もない世界になったという現状があるとか。まちがってもそんなことになりたくないから蛇足を。

さあ、今月も皆さんの反論を!


以下、掲示板カキコです。

■ げっ
■山口あずさ 投稿日:99年5月10日<月>
【碍子】ガイシ 電線を支柱などに絶縁、固定する磁器または合成樹脂製の器具(広辞苑より)
だそうな。。。うーん、そういえば、日本碍子に就職した友もいた。。。
あと、アイドルの据え膳は、ここに書けない元ネタがあるのだーー;。。。。
半魚人は、乱暴な句が書きたかったの。
それにしても総得点数逆選1点とは、われながらすばらしすぎる。。。
■ Re:出ました第13回向上句会結果毒舌感想4
■山本一郎(205) 満月さんへ 投稿日:99年5月10日<月>
もちろんガイシです。奈良公園の鹿のお話です。ふっと風が吹いて、参道の鹿たちとそのまわりの風景がモノクロに変わる、そんなイメージです。そこでなぜ碍子かというと、モノクロのイメージ、無機物そのもののイメージ、小さい頃拾った卵碍子の丸みだと思います。そして、鹿が碍子になるきっかけは人が起こした風、まあそんな感じ、してはいけない種明かしをしてしまいました。
 読む人にイメージを湧かせられなかったので、この句は失敗ということです。
 なお、最近俳句ができなくて、第14回は出句できませんでした。くやしい。
■ 鹿は碍子
■満月(207) 山本一郎さんへ 投稿日:99年5月11日<火>
うーーーん、説明読んでもわからない。。
次、がんばって(⌒∇⌒;
■ Re[3]:鹿は碍子
■満月(209) 満月さんへ 投稿日:99年5月11日<火>
碍子のこと。
子供の頃拾った碍子って(皆さま、昔はその辺にときどき落ちていたのです)私はすごく有機物的な感じを持ってました。白くて冷たくて固い磁器なんだけど、その形は頭があって首がくびれていて、胴体があって。表面の感じも柔らかくて、手の中で暖めてこねているうちに粘土のようにくにゅくにゅしてきて、人形に変えられそうな感じでした。だからいつも私の宝の箱には碍子が入っていて(多分当時の子供の秘密の匣にはかなりの割合で・・・でも男の子だけだろうなあ)、いつか人形になってしゃべり出すような、それを待ってずっと寝かせているような、そういう存在のキャラクター?だったのです。私にとっての碍子はモノクロでもないし、無機物そのものでもなかった。でも男の子はもっとハードな奴と受け取ってたことは知ってます。
ただ卵碍子の丸みが鹿の袋角とにてるなあとは思ったんだけど・・ああ、あのころはデザインが実に有機的だった。。
■ Re[4]:鹿は碍子
■山本一郎(215) 満月さんへ 投稿日:99年5月12日<水>
碍子のこと。
>子供の頃拾った碍子って(皆さま、昔はその辺にときどき落ちていたのです)私はすごく有機物的な感じを持ってました。白くて冷たくて固い磁器なんだけど、その
>ああ、あのころはデザインが実に有機的だった。。
そうでしたね。どうして時々碍子が落ちてたんだろう。不思議と言えば不思議。「有機的」そういわれればそんな気がする。
■ Re:出ました第13回向上句会結果毒舌感想4
■千野“チノボー”帽子(206) 満月さんへ 投稿日:99年5月11日<火>
空壕に。「う」についてどうぞ>チノボーさん。
「う」があるのが原型です。
Step1 「夜光」句会に出す。ぜんぜん人気なし。
Step2 それでも向上句会に出してみようと思い立ち、出句。
Step3 Step2を完全に忘却。
Step4 「夜光」で不評だったのは句末の処理のせいか?などと無根拠に思いこみ、「う」を削除して、満月さんも参加いただいてるメーリングリスト句会「東亞俳諧公司」(千野のHPで5/27公開予定)に出句。やっぱり不評。
Step5 「向上句会」選句リストを見て顔面蒼白に。「ああっ、こっちにも出してたのかあ〜!」という手順でした。みなさまごめんなさい。わたしはバカです。
>上様と。「女王様」は私もちらと思ったので、
>なんで今回はこうチノボーさんとイメージが共通してしまうのかコワイ・・
出身地と関係が…?
■ Re[2]:出ました第13回向上句会結果毒舌感想4
■満月(208) 千野“チノボー”帽子さんへ  投稿日:99年5月11日<火>
Step5 「向上句会」選句リストを見て顔面蒼白に。「ああっ、こっちにも出してたのかあ〜!」
私なんか、毎月十句の俳誌、よく見たら先月と今月でなんと二句もだぶってた(⌒∇⌒;ちょっとばたばたするとこういうことが起きてしまう・・・でも「う」に関しては無根拠?ここんとこの説明、期待したのにい。
>出身地と関係が…?
博多には女王様が??・・・(^O^;アタシは人形はやだけどねー。
■ 神の殴りし
■山口あずさ(210) 投稿日:99年5月11日<火>
なお、わたしは<おみやげは神の殴りし赤バット」の安伸さんのコメントが秀逸だと思いました。
安伸さんの脳は心地よくねじれている。
■神の殴りし
■満月(212) 山口あずささんへ 投稿日:99年5月12日<水>
一瞬同じ事を思った私も脳がねじれてるだろうか。いやいや、書かなかったのだから証拠はないぞ。・・・しかしこのねじれはもう戻らない・・・でも一瞬思ったことをあれもこれも書かれて、うーーーん、・・・一瞬いろんなことを思いすぎなのか???
■ 首を絞めたい!
■ぴえたくん(211) 投稿日:99年5月12日<水>
工場長さま、こんにちは。向上句会の選句結果を初めて全部(いつもは工場長さまのお名前のあるところだけ)拝見しました。部外者もお話ししてかまいませんか?
お気に入りが2句ありました。えっと、
★春おぼろ白面冠者の猫とおる   桜吹雪さん
★野の我をひきぬく姉の豪腕ぞ   天乃晋次さん
ん?工場長さまのじゃない・・・ららら〜〜〜
■ Re:首を絞めたい!
■宮崎斗士(214) ぴえたくんさんへ 投稿日:99年5月12日<水
御意見、大歓迎です。参加していただけたら、もっと嬉しいですが。。。
■ 工場長日誌113
■宮崎斗士(216) 投稿日:99年5月12日<水>
満月さん、綿密にして軽妙、読みごたえのある感想をどうもありがとうございます。
またあらためて私見を述べさせていただきます。
あずささん、いろいろ作業ごくろうさま。
■ 車椅子の紐について
■秋 投稿日:99年5月12日<水>
<車椅子の紐取ってよ涅槃遁走劇>について、紐を説明せよとの事ですので致します。
特別養護老人ホームに夫の叔母が入っていて、月に2回ほど覗いています。
あずささんは援助交際から目が離せないようですが、私は老後の世界に目が離せません。
ホームでは、最近寝かせると機能が落ちると言う事で、車椅子に座らせるのですが、人手がないものですから、ずり落ちるので紐で縛ります。ベットで寝てないというだけで、やっぱり寝ているのです。車椅子で寝るのは辛いものですから、降りたいわけです。「紐を取って、こうするとここから降りれる」と動かない足を一生懸命持ち上げます。そんな事を句にしました。
先月も<生かされ生くとは冬の薔薇であり>を出しましたが、寿命に生かされている叔母には何とも言えぬ愛おしさがありまして、それをそのまま詠みました。
■ Re:車椅子の紐について
■満月(218) 秋さんへ 投稿日:99年5月13日<木>
ふうむ、そういう紐でしたか。しかしこれだけの説明がないとわからない。
俳句では無理な素材のようです。
>先月も<生かされ生くとは冬の薔薇であり>を出しましたが、寿命に生かされてい>る叔母には何とも言えぬ愛おしさがありまして、それをそのまま詠みました。
今度の<車椅子>もこちらもですが、「そのまま」ではないように思います。たとえば「涅槃遁走劇」は造語、「生かされ生く」(前回は「生かされて生きる」「である」だったような…)は成語。「涅槃…」はかなり説明がないとわからない「意味」を含ませた語だし、「生かされ…」は普通によく使われる言い回しをそのまま持ってきたので、二つとも知の部分で作られていて、作者の感じた感覚を読者がダイレクトに感じ取るということが難しい。
俳句は感覚のもの、知で書くのは川柳と乱暴に分けてこれを川柳だとしても、この短さで解説なしで伝わるということが、これほど短い詩形に最も必要かつ愛唱できる喜びだと思うのです。秋さんの感じられた尊い思いを、読者にも分けて欲しい、というのがみんなの気持ちでは?そこで私も親戚&我が家ネタで。
魔を討てと婆は叫びつ春の娑婆    満月即興
百歳より白き繭なる少年よ
おそまつ。
■ Re[2]:車椅子の紐について
■秋(225) 満月さんへ 投稿日:99年5月13日<木>
満月さん、丁寧な返信ありがとうございます。
どうも、私は感情移入が強く、中々客観的に作句出来なくて、困ります。
それでも、句に作り上げて抽出することによって、気持ちを落ち着かせているようなところもあるので。。。自己満足の域を超えていません。
それにしても、満月さんは明晰で羨ましいです。
>魔を討てと婆は叫びつ春の娑婆    満月即興
>百歳より白き繭なる少年よ
即興とはいえ、上の句すごくいいですね。
でも、私にはこのようには、作れません。人間がウェットなものですから。
俳句には本来向いていないのでしょう。でも、好きなんです。
とりあえず、お仲間に入れておいてください。
■ Re[3]:車椅子の紐について
■満月(229) 秋さんへ 投稿日:99年5月14日<金>
>満月さん、丁寧な返信ありがとうございます。
こちらこそ、うっかりお答えにお礼も言い忘れて・・
>それでも、句に作り上げて抽出することによって、気持ちを落ち着かせている
>ようなところもあるので。。。
よくわかります。私も長いことそうでしたから。そのときそのときの人生の一部としてそれなりの形の作品が伴って少しでも気持ちが楽になれば作者にとってある意味での成功なんですね。
>即興とはいえ、上の句すごくいいですね。
ありがとうございます。最近この手のネタは多いのですが、どうしてもそこを離れたいという部分で俳句と関わるのでなかなか作れません。
>とりあえず、お仲間に入れておいてください。
これからも言いたいこといいますが、めげないでつきあってくださいね。
■ ルックルックこんにちは女ののど自慢
■満月(219) 投稿日:99年5月13日<木>
という番組とそのコーナーのタイトル文字を昨日の朝0.3秒、通りすがりに見ました。はじめて。
ええっ?!朝の10時だよ!研究室ってテレビあるの?で、その内容を知っているチノボーさんって・・・(⌒∇⌒;
■ ごぶさた
■中村 安伸(220) 投稿日:99年5月13日<木>
心地いいかは別として頭がねじれている中村ですが、今日はよく考えてみると自分の誕生日でした。
にじゅうはちですわ。ほんまに。
■ おめでとう!
■城名景琳(221) 投稿日:99年5月13日<木>
**中村安伸さま。お誕生日おめでとう。
 城名景琳(しろなけいりん)はじめまして、 こんにちはー
 今日は暑い一日です、にじゅうはちねんまえも (計算あっててれば)あつかったのかな..。
**満月先生評、読んだヨ。
 明様とおしゃる、川柳されてるかたも 今度参加されるかも...(スカウトしてきた...)
■ Re:ごぶさた
■千野"チノボー"帽子(222) 中村 安伸さんへ 投稿日:99年5月13日<木>
中村さん、誕生日おめでとうございます。
本日UP予定の「東亞俳諧公司2」では、中村さんはみごとタイ2位の成績を収められました(あれ、先月もだっけ?)。
次回の青山俳句工場本誌定例句会でお会いできるのを楽しみにしてます。
■ Re:ごぶさた
■宮崎斗士(223) 中村 安伸さんへ 投稿日:99年5月13日<木>
へー、おめでとう。
じゃあ今度「中村くんお誕生日おめでとう句会」をやろう。
席題は「28」。
■ おめでとっ
■山口あずさ(224) 中村 安伸さんへ 投稿日:99年5月13日<木>
にじゅうはちですわ。ほんまに。
そうでっかぁ。
うち、さっき会社の本屋さんで、日経ビジネスの表紙見ましてん。
ダウンタウンの松本はんが表紙で、そこにプラスマイナス5歳がライバルいうて書いてはりました。
一瞬、宇多田ヒカルはうちのライバルやないねん、思て、なんや寂しゅうなりました。
中村はんも、うちのライバルやないわ。
と、お祝いの気持ちを込めて、関西弁に挑戦してみました。
京都あたり????
■ 安伸くんへ。
■芹沢愛子(226) 投稿日:99年5月14日<金>
昨日は、お誕生日おめでとう。ますます刺激的な俳句を読ませて下さい。
■ お誕生日おめでとう
■満月(227) 中村 安伸さんへ 投稿日:99年5月14日<金>
うーーーん、誕生日が来てしまっても28歳。絶句する若さです。
ああ、私はいつ歳を取ってしまったのだろうとつい自分のことを思ってしまう・・・いやいや、こうしているうちにふっと気付けば・・ふっふっふ。
若いときしか出来ないことは今の内に全部やっとこうね。
おばさんのうらやましおめでとでした。(⌒∇⌒;
■ Re:おめでとう!
■満月(228) 城名景琳さんへ 投稿日:99年5月14日<金>
**満月先生評、読んだヨ。
わあああああ、先生はやめてえええええ!世の中で一番嫌いい!アタシ、センセーしてる??やだ。困った。うううん・・(〜"〜;)
> 明様とおしゃる、川柳されてるかたも> 今度参加されるかも...(スカウトしてきた...)
おお、石部明さんですね。MANO見てきました。あくるさんとお読みするのね。参加が楽しみです。
■ え?芹沢愛子さん?
■峠谷清広(230) 投稿日:99年5月14日<金>
久しぶりにこのページを覗いたのですが、「芹沢愛子」さんとは、「海程」の芹沢愛子さんでしょうか?もしそうだったらいいですね。
あんまり会う機会ないので、せめてメールでお便りできるし。
それから秋さんが、このページで活躍しているとは知らなかった。
秋さん。かなり、俳句に熱中しているみたいですね。
■ Re[2]:おめでとう!
■城名景琳(231) 満月さんへ 投稿日:99年5月14日<金>
>わあああああ、先生はやめてえええええ!世の中で一番嫌いい!
>アタシ、センセーしてる??やだ。困った。うううん・・(〜"〜;)
>おお、石部明さんですね。MANO見てきました。あくるさんとお読みするのね。参加が楽しみです。
m(−−;;;mどお〜も失礼致した、せんせ...じゃなく...。
また〜ン
■ Re[3]:おめでとう!
■満月(232) 城名景琳さんへ 投稿日:99年5月16日<日>
>m(−−;;;m>どお〜も失礼致した、せんせ...じゃなく...。
>また〜ン
あ、、、、つい叫んでしまった。。。
どもお。。
■ ありがとうございます。
■中村 安伸(233) 投稿日:99年5月17日<月>
誕生日おめでとうコメントをくださったみなさま、ありがとうございます。
俳句ちゃんとやろうという気になってきました。
■ あっ!峠谷さんだ!
■芹沢愛子 投稿日:99年5月18日<火>
私は、海程の「芹沢愛子」ではありません。青山俳句工場の不良のお姉さん(兜太先生命名)、芹沢愛子です。ときどき友達のパソコンからアクセスしています。今度、俳句工場の句会にも顔を見せて下さい。また東京例会や秩父道場でお会いしましょう。すてきな愛妻俳句を読ませてね。